今回は間違った言葉の使い方のまま定着してしまった言葉をいくつか紹介していこうと思います。
そして正しい言葉を使い日本人として恥のないように生きていきましょう!
役不足
期待して大きな仕事を任せてくれた先輩に対して後輩が「この仕事は自分には役不足です」
この使い方は誤りです。
本来「役不足」という言葉は自分の力量と比べて任せられた仕事内容が簡単であったりする場合に役不足という言葉は使われます。
そのため、頼まれた仕事と自分の力量を比べて自分の力量の方が上だと思ったときに
「この程度の仕事では役不足だ」
という使い方が正しいですね。
最初のシチュエーションの場合は自分には「力不足」なのでという表現の仕方が正しいですね。
割愛
「お時間の都合上ここは割愛して次に進めさせていただきます」という言葉をよく耳にすると思います。ここで省略してと言わない意味と「割愛」、「省略」の意味をそれぞれ説明したいと思います。
省略
まず、省略とは説明に不必要なものを省くという意味があります。
そのため、結婚式などの際に「お時間の都合上ここは省略して次に進めさせていただきます」
というと紹介しなかった部分は不必要であったため省いたと受け取られてしまいます。
割愛
割愛には、必要であるが仕方なく省くという意味があります。
つまり、「お時間の都合上ここは割愛して次に進めさせていただきます」
という文にはここも紹介をしたいが、時間の都合上仕方がなく省いているという意味になります。
ダントツ
「うちの子が運動会のリレーでダントツで1番だった」
これは、誤った使い方です。
ダントツは「断然トップ」の略です。そのため
「うちの子が運動会のリレーでダントツで1番だった」
こちらの文では、
「うちの子が運動会のリレーで断然トップで1番だった」
という意味になります。
正しい文に直すと
「うちの子が運動会のリレーでダントツだった」
となりますね。
最初のような文は、頭痛が痛い、日本に来日する、馬から落馬するなどと同じような誤り方ですね。
姑息
「あんな方法で解決させるなんてあいつは姑息な人間だ」
このような使い方をして姑息とは卑怯やずるいなどといった言葉と同じような使い方をしていた人も多いかと思います。しかし、この使い方は誤りです。
しかし、実際には姑息には「一時的に間に合わせで物事をすること」つまりその場しのぎという意味があります。
「あいつは姑息は手をつかう卑怯な奴だ」
こちらの文の姑息の使い方は正しいですね。
破天荒
すごく豪快な人や少し無礼な人に対して「あの人は破天荒な人間だな」という使い方は誤りです。
本来、破天荒という言葉は「今までなしえなかったような事をすること」、「前代未聞」という意味になります。
そのため、破天荒という言葉を正しく使うと
大谷翔平に対して「あなたは破天荒な人間だ」
というものです。
破天荒な人という言葉を使う場合誰に対して言うかというものが大切ですね。
潮時
「もう潮時だ」と聞いてマイナスのイメージをする人が多いと思います。
しかし、実際は潮時というのは一番いいタイミングという意味です。
そのため、「ピッチャー交代の潮時と」いう意味は、交代するのに一番いいタイミングという意味です。
そのため、交代の潮時といわれても、ネガティブに捉えず、様々な状況を判断して交代するのに一番いいタイミングであるという意味です。
失笑
「Aさんのあの場面での発言は失笑した」というとAさんの事を小馬鹿にしているやAさんに対して少し呆れていると思われていますが、その使い方は誤りです。
失笑は本来「笑ってはいけない場面でこらえきれない」という意味です。
そのため、「失笑」という言葉はネガティブな意味ではなく本来はそれほど面白いという意味で使用されます。
ちなみに、最初の例のような「Aさんのあの場面での発言は失笑した」という場面では嘲笑という言葉が当てはまりますね。
まとめ
皆さんの中にも間違えて使っていた言葉はありましたか?
これからの生活で、先輩の失礼にならないように、周りを変な空気にしてしまわないように言葉には気を付けて発言していきましょう。
しかし、上司などに気に入ってもらうためには、上司などが間違えた言葉を使っていても注意しない方がいいのかもしれませんね!
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